本教室について

教授からのご挨拶

 聖マリアンナ医科大学呼吸器内科HPの閲覧、ありがとうございます。

 私達の医局について概略を御説明いたします。現在、大学病院本院、横浜市西部病院、川崎市立多摩病院に医局員を配置し、それぞれの病院の特徴を活かして地域の呼吸器診療に貢献しています。大学病院では、川崎市北部地域を支える特定機能病院の呼吸器内科として様々な呼吸器疾患の診療に当たっております。特徴としては呼吸器内視鏡気管支鏡による診断と治療に力を入れていることであり、肺がんの気管支鏡検査においては90%前後と高い成績を上げるとともに、気道狭窄に対するステント等による気道拡張術は全国でも限られた施設でした実施していないこともあり、関東一円から年間数十例の紹介患者を受け入れています。令和5年度後半からはいよいよ気管支鏡的肺容量減量術を開始できそうでワクワクしております。先進的な地域連携パスを運用し、アレルギー疾患や間質性肺炎に強い西横浜市部病院、市民病院の呼吸器内科として地域に密着した診療を展開する川崎市多摩病院と、当医局内では様々なシチュエーションで多彩な呼吸器疾患を経験することができます。

 研究面では気管支鏡診断および遺伝子分析、肺がん治療に関する多施設共同研究、気道狭窄治療前後の呼吸生理学的研究、地域連携パスの膨大なデータを活用した研究等を展開しています。

 また教育面では内科専門医、呼吸器内科専門医の修得は必須目標とし、基幹病院としてプログラムを展開しています。当科の特徴から呼吸器内視鏡学会の専門医や指導医も数多くの医師が修得しています。大学ですから学内手続きを踏み英語原著論文を書き上げれば学位も修得できます。

 医局員は聖マリアンナ医科大学出身者が多いのですが、これまで全国の様々な施設から研修のため何人もの先生方に当医局にお越しいただき、みんなで和気藹々と診療や研究だけでなくイベントも楽しんできました。出身が違っても全く心配ありません。勿論見学も大歓迎です。

比較的閑静で住みやすいエリアですが、都内へも横浜へも交通の利便性が高いこの地で一緒に呼吸器、勉強しませんか?

聖マリアンナ医科大学 呼吸器内科 主任教授

峯下 昌道